「演劇の世界に興味はあるけど、どんな仕事があるのか知りたい。」
「舞台俳優・劇団員になりたいけど、どうやってなればいいのかわからない。」
あなたは今そうお考えではありませんか。
この記事を読めば、具体的な舞台俳優・劇団員の仕事や舞台俳優・劇団員になるためにはどうすればいいかがわかります。
漠然と舞台俳優・劇団員という仕事に憧れるのではなく、細かい仕事内容ややりがいを知ることで、正しい知識を得たり、さらに舞台俳優・劇団員になりたいと強く思えますよね。
舞台俳優・劇団員のことを深く理解して、理想の将来像に近付けるように、この記事がお役に立てば幸いです。
舞台俳優・劇団員の仕事ってなに?
舞台俳優・劇団員とは、台本に書かれたセリフや動きを表現し、その作品の登場人物を演じるのが仕事です。
作品には、それぞれ背景やストーリーがあり、その作品の中身や意図を自分自身で考えた上で演じなければいけません。
セリフを覚えたり、歌唱力や声の発声も重要になってきます。
他にも、他の共演者やスタッフ、舞台監督や演出家とのコミュニケーションも大切です。
舞台俳優・劇団員のやりがいや楽しさって?
劇団の規模によるやりがいの違い
劇団には、小劇団〜有名劇団までの規模の違いがあります。
小劇団の劇団員は、普段はアルバイトや会社員など別の仕事と掛け持ちしている場合が多いです。
そのため、出演料が微々たるものであったりチケットを手売りしなければならないなど、苦労して作り上げた舞台に立つことは役者の生き甲斐であり、非常にやりがいや達成感を感じられるでしょう。
有名劇団の劇団員は、常に長期間の公演スケジュールが決定されているため、兼業したり、副業する必要がほとんどありません。
そのため、自分が演じる役柄のみに集中することができるため、一つの舞台、作品に注力することができます。
また、知名度や実績を積むことで、出演料が上がったりするので、そういった面でのやりがいは非常に高いと言えます。
自分の演技が評価された時
演技には正解はありません。
自分が持っている知識や発声、歌唱力、表現力を使って一つの作品を作り上げていくことが舞台俳優・劇団員の使命と言えます。
また、全ての公演が終了して舞台監督や演出家から評価を受けた時に、大きなやりがいを感じられます。
チームでやりきる達成感
俳優さんや、関わる全ての人たちがやりきった感で、喜んでいる姿を見ることができた時に、達成感や、やってよかった!と心から感じます。
この仕事が好きだと思える瞬間です。
演劇は一期一会で、同じ環境下であったしても2度と同じものは見ることができません。
その一期一会を楽しむことができる世界だと思います。
その、貴重な瞬間を作り出すことができる仕事が演劇の世界にはあります。
舞台俳優・劇団員になるためにはどうすればいいの?
舞台俳優・劇団員になる人は、どうやってなっているのでしょうか??
舞台俳優・劇団員になるためには、絶対的に必要な資格や学歴はありません。
なる方法も様々です。
劇団に入る
舞台俳優・劇団員になるためには、まず劇団に入るという方法があります。
大きな劇団や有名な劇団に入るには、面接や演技のオーディションなど、かなりハードルが高いと言えます。
しかし有名な劇団で活躍すれば、将来的に芸能事務所からスカウトがあったり、舞台での主演がつかみ取れるチャンスもあると言えます。
次に小さな劇団では、「演技が好き」、「お芝居に興味がある」と言った熱意で入団できるところもあります。
劇団の大きさや知名度に関わらず言えることは、地道な努力を積み重ねて、演技力を上げることが、舞台上で演技できるようになる近道と言えます。
芸能事務所に所属する
芸能事務所に入るためには、芸能事務所のオーディションから募集したり、スカウトされるのを待つことから始まります。
オーディション情報を掲載しているサイトや掲載誌から情報を得て、履歴書を郵送・面接で所属することができます。
養成所に通ってオーディションに挑戦する
舞台俳優・劇団員志望者向けの養成所で、演技の基礎や発声練習、歌唱力を磨きながら、舞台のオーディションを受けることもできます。
スクールや養成所でしっかり基礎を学べるので、役者に必要なスキルを取得できる手段と言えます。
舞台俳優・劇団員に向いているのはどんな人?
演技が好きな人
一人前の舞台俳優になるまでには、何年もの年月と努力が必要です。
「自分の演技で人を感動させたい」など、しっかりとした情熱がある人ほど、例え生活が苦しくても演技を続けられる底力に変えられます。
そのため、それらを乗り越えるためには、何よりも演技が好きでないと乗り越えられないと思います。
さらに「好きこそ物の上手なれ」ということわざがあるように、どんなことであっても、人は好きなものに対しては熱心に努力しますよね。
努力を惜しまないということは上達が早いということですから、演技が好きな人こそ舞台俳優・劇団員になりやすいのではないでしょうか。
コツコツ下積みに耐えられる人
有名な舞台俳優・劇団員ほど、若い時の下積みを経験しています。
舞台に立てなくても、コツコツ稽古を続け、時には舞台裏方での仕事をこなしています。
表舞台に立てなくても、諦めない精神力や粘り強さが、この世界で長く生きていくためには必要と言えます。
まとめ
舞台俳優・劇団員とは、台本に書かれたセリフや動きを表現し、その作品の登場人物を演じるのが仕事です。
自分の演技で人を感動させたり、自分が携わった作品を劇中たくさんの人に見てもらえる仕事で、やりがいも感じられます。
今回紹介した記事を参考に、是非みなさんが希望する進路や就職を目指していきましょう。