復帰50周年の幕開け企画
「歌舞劇 首里城物語 上演決定!」
~ 国立劇場おきなわの公演では大変珍しい
「オーケストラピット」を設けて、フルート、チェロ、
パーカッションなどの楽器を加えた舞台演出の他、
中堅・若手実演家を交え「現代版の首里城物語」を演出 ~
公益財団法人 国立劇場おきなわ運営財団が、沖縄の本土復帰20周年記念企画として、沖縄初の芥川賞作家である大城立裕氏が発表した「歌舞劇 首里城物語」を上演!
組踊の誕生を軸に、首里城火災から復興する姿を描いた沖縄の伝統文化や歴史における節目を飾る大作です。
<見どころ>
令和4年2月26日(土)~27日(日)に上演する「歌舞劇 首里城物語」は、過去に1度(約10年前)に上演された作品で、当時の演出とは異なる舞台セットや、若手の実演家たちのダイナミックな動き、古典の組踊とは違った新たな演出が加わり、「現代版の首里城物語」として楽しんでいただけます。また、通常の舞台では、歌三線や箏、笛、胡弓、太鼓などの琉球楽器が中心ですが、今回の大作では琉球楽器に西洋楽器(フルート、チェロ、パーカッション)を加えた「オーケストラピット」を設けた舞台演出となっています。
国立劇場おきなわで、舞台を鑑賞したことがない若い方達にもわかりやすい歌舞劇となっておりますので、ぜひご来場ください。
<歌舞劇の楽しみ方>
歌舞劇は、音楽と舞踊を中心にストーリーが展開する演劇で、オペラやミュージカルに似ています。また、歌舞劇や沖縄芝居などの大衆演劇は、客層が主に女性ということもあり、女性が主人公の作品や、女性が共感しやすいストーリーが多いことがあげられます。今回の「首里城物語」では、首里城の復興と併せて、組踊が誕生するまでのストーリーが描かれています。
<全体的な物語の流れ>
「新しい芸能を作りなさい」という王命を受けて、当時踊奉行として仕えていた玉城 朝薫(たまぐすく ちょうくん)が、組踊を作りだす事を軸に、首里城の火災、復興という時代背景を描きながら、素質のある踊り手を探し歩く中で出会った3人の恋模様を通して組踊を生み出すまでの物語が描かれています。公演の詳細は添付してあるQRコードからご覧いただけます。
<大城 立裕氏について>
2020年に逝去された沖縄初の芥川賞作家、大城 立裕氏は沖縄の伝統文化や歴史に根ざした数多くの新作組踊や沖縄芝居、琉歌、小説などを数多く発表し、戦後の沖縄の文化活動を牽引されました。
<プレゼント動画>
・組踊「執心鐘入」ダイジェスト映像
<オンデマンド有料配信情報>
・組踊「執心鐘入」(配信期間:2022/2/18~2/24)