「太平洋食堂」再演、出演キャスト決定。

メメントC+「太平洋食堂」を上演する会による本年12月の「太平洋食堂」再演。その出演キャストが決定し、発表された。メインキャストには、間宮啓行、明樹由佳、吉村直、清原達之ら初演オリジナルキャストが再結集する。

「太平洋食堂」は、演劇集団メメントC主宰の劇作家 嶽本あゆ美の代表作。日露戦争開戦の年に熊野・新宮で万民平等の理想郷を夢見て、「太平洋食堂」という名のレストランを開いた実在の人物・大石誠之助(劇中では大星誠之介)を主人公とした歴史群像劇。背景には「大逆事件」が描かれる意欲作である。

初演は、2013年。日本劇作家協会プログラムの新しい劇作家シリーズとして、藤井ごうの演出で座・高円寺1で上演された。2015年の再演時には、東京公演だけでなく、大阪公演と物語の舞台である新宮での公演を実現させた。戯曲は、嶽本あゆ美の初の戯曲集として出版もされている。

今回2度目の再演は、「明治百五十年異聞」と題し、「太平洋食堂」の外伝的作品である「彼の僧の娘」との同時上演という形式をとる。「太平洋食堂」は、メメントCとしての上演は今回が最後とされており、見逃せない。

 

9月4日より 専用HPが開設される。

太平洋食堂|メメント
日露戦争開戦の年、和歌山県新宮の医師・大星誠之助はレストラン「太平洋食堂」をオープンする。ヘソ曲がりの誠之助は、戦争景気に沸く町内で「太平なる海に平和の灯を浮かべ万民がともに囲む食卓」を作ろうとした。だが、客は一向に増えず開店休業状態となる。同じ頃、嫌われ者の僧・高萩懸命は餓えながら葛藤していた。「何故、人に上下の区別...

 

公演の詳細は以下の通り。

メメントC+『太平洋食堂』を上演する会

冬の劇場19
日本劇作家協会プログラム
「明治百五十年異聞『太平洋食堂』『彼の僧の娘』」

作 嶽本あゆ美

演出 藤井ごう

12月2日(水)~12日6日(日)
座・高円寺1
<出演>
間宮啓行
明樹由佳
吉村直 清原達之(青年劇場)
佐々木梅治(劇団民藝)
清田正浩
南保大樹(劇団東演)
山口雅義
遠藤好 (劇団青年座)
中瀬古健
清水ひろみ
岡山豊明(青年劇場)
辻本健太
山田悠貴
平野史子
塚原正一 原田真衣(青年劇場)
青山雅士
平良太宣(オフィス・エルアール)
杉嶋美智子
遠藤よもぎ
齋藤慎平(劇団AUN)

提携:NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺
助成:芸術文化振興基金
協賛:秋田雨雀・土方与志記念青年劇場

料金  全席指定
(税込)太平洋食堂:5000円(学生3500円)
彼の僧の娘:3500円
セット券7000円

ネット応援席(HPでの販売のみ) 各回2000円(12月2日、3日、5日)
発売日:9月16日(水)10:00~
チケット取扱い
・座・高円寺チケットボックス(月曜定休)TEL03-3223-7300(10:00~18:00)
窓口(10:00~19:00)https://za-koenji.jp/(無休24H受付)
・メメントC https://taiheiyousyokudou.com/